バイクの免許を持っていなければ、テレビ放送世代でもない。ワタシがこの本機のコラムを書くのは、ニュースキャスターがお笑い番組に出るくらいミスキャストとお思いの方もいらっしゃるかもしません。しかし…実はワタクシかおりっきぃ☆、『ぱちんこ仮面ライダーシリーズ』が大好きなんですよ。従来機が好きだと続編（最新作）は必然的にハードルが上がってしまい、期待ハズレで終わることが多いのですが、そんな心配をする必要は全くありませんでしたね。今作『ぱちんこ仮面ライダー フルスロットル』は、ワタシの期待に十二分に応えてくれる最高の出来栄えでした☆



良いところを挙げだしたらキリがないので、個人的に好きなポイントを2つに絞って書きますね。まずは「ST中」。150回転のロングSTにしたことで、『ぱちんこ仮面ライダー』のウリである「疾走感」はなくなっただろうと思っていました。しかし、リーチがかかっただけで信頼度約50％、バトル発展なら約70％と信頼度を高く設定することによりリーチ発展率が抑えめでサクサク消化できるのです。



また、保留が変化しなくても大当りの期待が持てるため、最後の1回転目までドキドキできるのも嬉しいですね。そしてなにより、ラウンド振り分けが良い!!　バトル勝利で16ラウンド、バトルに敗北してタックルが横切れば4ラウンドと、出玉が少ない大当りは救済的な役割だから「嬉しい」と思えるところが上手いなぁと。同じ4ラウンドでも、バトルに勝利してからの残念ボーナスと、ハズれたと思ったあとに出てくるラッキーボーナスでは全くの別物ですからね！



そして、「通常時の演出バランス」も斬新で好きなんですよ。たいていの機種は連続予告3連からの役モノガッシャンで、最上位カットインといった複合技だと思うんですよ。しかし、本機は連続予告がなかろうが青保留だろうが、変身さえしてしまえば約1/3でスペシャルリーチに発展、そのスペシャルリーチも信頼度が低いものでも約20％あるのです。予告が弱くても期待できる演出バランス、最高です♪



お堅そうなニュースキャスターでもお笑い番組が好きな人が居るように、バイクの免許を持っていなくても原作の知識がなくても好きになれる、それが『ぱちんこ仮面ライダー フルスロットル』。